研修委員会から
「風の中に 土の匂いに もう一度 日本をみつめる 私をみつける」
好きな番組「新日本風土記」のナレーションです。
私たちはこのナレーションの「日本」を「埼玉」に置きかえ、「風」になり、「匂い」探しの活動をしています。
以下に、過去数年の活動内容をご紹介します。
年度・地域・主な研修内容
令和5年(2023) 文京区
今年は11月9日(木)に、「文京区 文化と文学散歩~鴎外・漱石・一葉の足跡を訪ねて~」と題して、法眞寺、安田講堂や心字池(通称三四郎池)、願行寺、根津神社、鴎外記念館などを巡った。
参加者は24名。午前10時30分、東京大学赤門前に集合し、2班に分かれてそれぞれ観光ガイドの説明を聞きながら見学。好天に恵まれ深まりゆく秋を感じつつ文人ゆかりの街を探訪し旧交を温めた。
令和4年(2022) 川越市
本年度は11月10日(木)に、21名の会員の皆様の参加をいただき、賑わいの戻った「小江戸川越」の街を巡った。
江戸城から移築された「書院」や「客殿」の残る喜多院、歴史を感じる蔵造りの町並み、幾度かの焼失の危機を乗り越え再建された時の鐘など、川越を代表する観光スポットを訪れ、現地ガイドの説明に耳を傾け川越の歴史を学んだ。
令和3年(2021) 古河市
密を避けるため現地集合・現地解散にて実施。
当日は散策に絶好の小春日和となり、篆刻美術館では篆刻の歴史を学習し、優れた作品の数々を鑑賞、古河文学館では往年の名器EMGマークⅩbの奏でる竹針の音色を堪能。古河歴史博物館では、近くてもあまり知ることのなかった古河の歴史を学んだ。
令和2年(2020) 新型コロナウイルス感染拡大のため中止
令和元年(2019) 館林市
正田記念館、製粉ミュージアム、館林城址公園内の田山花袋記念文学館等々、江戸から近世まで地元産業、文化を学んだ。
特に、館林はツツジ公園だけでなく、日清製粉発祥の地でもあると知り、研修の意義をかんじた。
平成30年(2018) 行田市
埼玉県名発祥の「埼玉古墳群」のある、さきたま史跡の博物館で「勾玉」作成、うれしいお土産ができました。古墳群、忍城の行田市博物館、足袋の町散策、工場見学等、歴史と庶民が育んだ産業を学んだ。
平成29年(2017) 秩父市
秩父三社の宝登山神社と秩父神社を参拝し、代表がお祓いをうけた。埼玉を代表する山岳神社で宮司から神々に関するご教授をいただいた。普段ただ通り過ぎてしまう神社だが、崇高さを学んだ。
平成28年(2016) 日高市・飯能市
渡来人「高麗人」が埼玉の地に「高麗郡」建郡して1300年であり、渡来人文化に触れさせていただいた。
高麗神社の宮司、隣接している聖天院勝楽寺の住職から歴史や言い伝えなど、ご教授をいただいた。
平成27年(2015) 深谷市・児玉町
埼玉県出身の偉人。渋沢栄一氏の生誕の地と関わりのある産業、「レンガ」、「生糸」について学習した。養蚕振興の中心であった「競進社」の流れをくむ児玉柏陽高校で資料等の説明を受けた。
私たちの近くに、身近すぎて知らない文化、風土があるのではないでしょうか。
県内はむろん近郊の町には優れた遺跡、文化、産業があるかもしれません。少なくてもそれらを知り、そこで学び伝えていきたいものです。残していきたいものです。
会員の皆様にそれらをお伝えしていきたいものだと、一係として「風の中に 土の匂いに・・・」それらを探しております。
是非お仲間になり、埼玉及び近郊の文化、産業を学んでいきましょう。